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源氏物語における譜とは、源氏物語が成立して間もない時期に存在したとされる源氏物語に関連する何らかの書き物のことである。 == 更級日記の逸文の記述 == 鎌倉時代後期に成立した了悟による源氏物語の注釈書『幻中類林』の中から本文関係の記述を抜き出した書物「光源氏物語本事」(島原松平文庫蔵本)の中に伝えられる更級日記の逸文において、1021年ころに更級日記の作者である菅原孝標女が源氏物語全体を初めて手に入れて読んだときのことについて、現在の流布本である定家本系統の本文では「五十余まき櫃に入りて」となっているところが、「ひかる源氏の物がたり五十四帖に譜ぐして」(「譜」と呼ばれるものを手元に置いて〈読んだ〉)となっている〔伊井春樹編「源氏の五十余巻」『校注更級日記』和泉書院、1994年(平成6年)7月、pp. 17-18。 ISBN 978-4-8708-8175-4 〕〔松尾聰編「かくのみ思ひくんじたるを」『校注更級日記』笠間書院、1994年(平成6年)6月、pp. 31-33。 ISBN 978-4-3050-0094-1 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「譜 (源氏物語)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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